今日、天竜区佐久間の一人暮らしの方(80代の女性)に、お会いしてきました。今日は、風も吹いていなかったので、大変に暑く、茶畑の地面から湧き出るような空気が本当に「熱い」感覚でした。
山里で暮らすことの良さと不便さがないまぜになったお話を聞いてきました。耳もそんなに遠くなく、お元気で、素敵なおばあちゃんでした。
道を上がってくる途中で猿を見た話をすると、「猿は、堂々とサトイモをほじくり返し、両脇に抱えて持っていかあね~」と、笑って話してくれましたが、何か素直に笑えない気分にもなりました。共存共栄とはもちろん言い難い、生活の課題が見え隠れしたからです。
生活上のお困りのことをお聞きして「ご家族とも相談して、お手伝いができれば」と、山の中腹の(本当に道がない)家をあとにしました。
山に住んでいる人々の生活と、私が住んでいる平野部とは決してかけ離れているわけではないことを、現場に来て、実感するこの頃です。